笠置駅 (Kasagi Station)

笠置駅(かさぎえき)は、京都府相楽郡笠置町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の鉄道駅。

当駅以東はICOCA・Jスルーの利用可能エリアから外れるため、これらのカード(ICOCAの相互利用対象であるSuica(東日本旅客鉄道)・PiTaPa(スルッとKANSAI協議会)も含む)は利用できない。

関西本線は当駅から関駅 (三重県)までの各駅が西日本旅客鉄道大阪支社亀山鉄道部の管轄となっている。
隣の加茂駅からは大阪支社直轄駅となる。

駅構造

1面2線のプラットホームを持つ地上駅である。

駅舎側にもう1本貨物用の路線が敷設されていた。
かつては奈良方面へ笠置始発着の列車も設定されていた。
また行楽期には準急(のち急行)「かすが」の臨時停車も行われていた。
日本国有鉄道時代には東京からの急行「大和」も通過しており、またホーム長も8連編成に対応して旧本線時代の栄華が偲ばれる。
ホームの基礎は関西鉄道時代の石組み造りである。
また跨線橋・駅本屋・待合室等も関西鉄道時代の体面を保ち、鉄道情景に出てきそうな要素を含んだ貴重な駅である。

なお駅舎とホームは跨線橋で連絡している。
また、早朝・夜間は無人となる。
コインロッカーが設置されている。

駅周辺

笠置温泉

笠置郵便局

京都府立笠置山自然公園法

駅南東に椿本神社・後醍醐天皇行在所跡のある笠置山 (京都府)がある。

木津川 (京都府)を挟んで並行に、南岸に関西本線、北岸に国道163号がある。
北岸に笠置町役場と笠置小学校があり、笠置大橋(京都府道・奈良県道4号笠置山添線)が南北を結んでいる。

歴史

1897年(明治30年)11月11日 - 伊賀上野駅~加茂駅 (京都府)間の開通時に、関西鉄道の駅(鉄道駅一般駅)として開業。

1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が鉄道国有法。

1909年(明治42年)10月12日 - 鉄道路線の名称制定により、関西本線所属となる。

1962年(昭和37年)10月1日 - 貨物営業廃止(鉄道駅旅客駅となる)。

1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)

関西本線

大河原駅 (京都府) - 笠置駅 - 加茂駅 (京都府)

[English Translation]