斤 (Kin (a unit of weight in the East Asia system of weights and measures))

斤(きん)は、尺貫法の質量(重量)の単位である。
伝統的には1斤は16両と定義されるが、その値は地域により異なる。

日本
日本では、通常は1斤=16両=160匁とされる。
明治時代に1匁=3.75グラムと定義されたので、1斤は600グラムとなる。

これとは別に、計量するものによって各種の「斤」が使用されていた。
160匁の斤は唐目(からめ)とも呼ばれ、他に180匁の大和目(やまとめ)、200匁の大目(おおめ)、230匁の白目(しろめ)、250匁の山目(やまめ)があった。
また舶来品に対しては、1ポンド (質量)(453.6グラム)に値が近い120匁(450グラム)を1斤とし、これを英斤(えいきん)と呼んだ。
今日では「斤」は食パンの計量の単位としてのみ使われているが、これは英斤によるものである。
ただし、今日の食パンの1斤は、1英斤よりも少ない350~400グラムが一般的であり、公正競争規約では340グラム以上と定められている。

台湾
台湾では、日本統治時代 (台湾)があったことから日本の尺貫法の影響を受け、日本と同じ1斤=600グラムとなっている。

香港
香港では「司馬斤」と呼ばれる604.78982グラムの斤が使用されている。
これは、清代に外国との貿易のために各国と結んだ単位についての協定における定義がそのまま使われているもので、ヤード・ポンド法のポンド (質量)に等しい。
英語ではcattyといい、これに由来するkatiという単位が東南アジア一帯でも使用されている。

100斤を担(擔)、120斤を石 (単位)重量の単位という。

中華人民共和国
中華人民共和国でも長らく1斤=16両とされていたが、現行の市制 (単位系)では1斤(市斤)=10両(市両)とされており、1市斤は500グラムと規定されている。
また、キログラムのことを「公斤」と呼んでいる。

[English Translation]