済子女王 (Princess Seishi)

済子女王(なりこ/せいしじょおう、生没年不詳)は、平安時代中期の皇族。
伊勢斎宮。
醍醐天皇の皇孫。
章明親王の娘。
斎宮隆子女王の姉妹。

永観2年(984年)花山天皇の斎宮に卜定された。
翌年の寛和元年(985年)9月2日初斎院(左兵衛府)に入り、同月26日に野宮に入った。
しかし翌年の寛和2年に野宮で滝口武者平致光との密通が露見して退下した(この事件は後に絵巻『小柴垣草紙』の題材となった)。
それ以後の消息は不明。

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