壱志濃王 (Prince Ichishino)

壱志濃王(いちしのおう、天平5年(733年) - 延暦24年11月12日_(旧暦)(805年12月6日))は、奈良時代後期・平安時代初期の皇族。
湯原親王の第2子で光仁天皇(湯原親王の兄)の甥にあたる。

光仁天皇即位後の朝廷で重きを成し、朝廷の重大な祭祀の使者には必ずと言っていいほど任じられた。
従兄弟にあたる桓武天皇とは酒飲み仲間であったと伝えられ、平安京遷都の際に賀茂大神と伊勢神宮への使者にも任じられている。

延暦17年(798年)、正三位大納言弾正尹に任じられ、在任中に死去。
桓武天皇はこれを悲しんで従二位を贈位した。

豪放な性格で礼法に拘らない人物であったという。

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