顕智 (Kenchi)

顕智(けんち、嘉禄2年(1226年) - 延慶 (日本)3年7月4日 (旧暦)(1310年7月30日)?)は、鎌倉時代中期の浄土真宗の僧。

初め比叡山で出家・修行し、賢順と号したという。
浄土真宗の祖親鸞の弟子真仏に師事し、その後親鸞の直弟子となって顕智と改めたという。
常に親鸞に随行し、親鸞が京に戻る際にも従った。
真仏が没した後の1258年(正嘉2年)には、真宗高田派の本山である専修寺の3世を継ぎ、覚信尼を助けて大谷廟堂の造営に力を注いだ。
一説によれば浄土真宗で初めて法印・大僧都に叙任されたと伝えられる。

[English Translation]